血圧を測定される患者
  • ホーム
  • 眼底検査でわかる高血圧・放置するリスク

眼底検査でわかる高血圧・放置するリスク

患者の血圧を測定する医者

高血圧の検査のなかには、眼底検査があります。
眼底検査を行う目的は2つあります。
1つは「高血圧網膜症の早期発見」のため、2つ目は「網膜症以外の高血圧合併症の危険予測」のためです。
高血圧網膜症は、ほとんど自覚症状がありません。
しかも視力障害が起こると回復困難です。
この視力障害を未然に防ぐために検査を行います。
2つ目の網膜症以外の合併症の危険予測についてです。
眼底は人体で唯一、血管を肉眼で観察できる場所です。
つまり、眼底の血管に異常があれば、他の部位の血管にも高血圧合併症が起きている可能性が高いことが予測できます。
眼底検査を行うのは、視力障害を未然に防ぐ、眼底血管を確認することで他の部位の合併症を予測する、という2つの目的から行われるということです。
高血圧を放置してしまうと、血管壁に大きな負担がかかります。
この負担に耐えられるように壁が硬くなるため、動脈硬化が起こります。
動脈硬化が起こると血管が狭くなり、さらに血圧が上がってしまうという負のスパイラルにはまってしまいます。
ここでさらに放置してしまうと、血流が途絶えてそのから先の細胞に栄養と酸素が行かなくなります。
これが脳梗塞や心筋梗塞が起こる理由です。
高血圧は、放置していても自然に治ることはありません。
軽い症状のうちに食生活や運動習慣を改めれば回復する可能性はありますが、知らないうちに症状が進んで他の病気のリスクが高まっている危険性もあります。
高血圧はサイレントキラーとも呼ばれているように、気づかないうちに進行していくのが怖い病気です。
若い人でも、遺伝や生活習慣によってリスクが高いケースもあるので、健康診断などを定期的に受けてチェックしておくようにしましょう。